2012年04月16日
2012年4月15日現在、西熱郛の山の雪は60cmにまで減りました。
平地の雪解けにはまだ2週間程かかりそうですが、
沢地や水の流れのある所では地面が顔を出し始めました。
カタクリ・エゾエンゴサク等一部の花苗類のお届けを開始致しました。
寒冷地の花達の中には冬季間ある程度以上の寒さを経験しないと休眠から覚めず、
花を咲かせないものがあります。
弊店では多くの花苗を露地にて管理し、充分な寒さを経験させています。
前年より御予約戴いてお待たせしているお客様の事を考えると、
2月でも3月でも除雪してお届けしたいのはやまやまですが、
1.5m以上に積もった雪を取り除いても表土は凍っています。
凍土を融かし休眠を破ってしまうと、再びの寒さには耐えれず枯死してしまいます。
弊店は「お届けが遅いとの理由で戴くキャンセル」を甘んじて受け入れております。
一部の商品は小分けして火気の無い屋内で管理しても居りますが、
冷凍乾燥の問題や一切の農薬類・殺虫・殺鼠剤を使わない事による
食害の発生等多くの問題もあり、
弊店は最も販売数の伸びる早春の販売合戦から完全に落ちこぼれております。
御当地の早春の花が終ってしまった4~5月に届く北海道の花を
「季節外れもまた一興」と受け入れて戴けるお客様はそう多くはありませんが、致し方ありません。
当地は「7月になっても探せば雪がある」そういった場所です。
お急ぎのお客様は申し訳ありませんが他店様を御利用下さい。
豪雪地帯に位置し、年間8mに達する降雪があるこの地で雪に埋もれて暮らしている私には、降り積もる全ての雪を撥ね退ける力などありません。
他店様で商品の取り扱いが無い時は、もう一度お越し戴ければ幸いです。
11月から雪に埋もれていた当地でも、春はそこまで来ています。
もうすぐ苗木類のお届けも開始出来る事と思います。