内容量:全草 2本。
規格:1又は2ヶ所の根を含む始端〜終端。3〜10cm程度。
お届け時期:4月中旬〜5月中旬。11月初旬〜中旬。
生産又は採取地:北海道、農薬・化学肥料は使用しておりません。
【日陰の葛/日影の葛】北海道から九州に分布するヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属の蔓性のシダ植物です。
2倍体・3倍体・4倍体が存在し、其々の好みは若干異なる様ですが、日当たりの良い貧栄養の場所に繁茂することの多い植物です。
蔓は時に5m以上も地面を長く這い、20〜50cm程の間隔で根を出し地面に張り付きます。
羊歯植物ですが、根はあまり発達せず殆ど苔の様な性格の為、移植の困難な植物と言われています。
御届け品は移植挑戦用の小さな個体です。
まださほど成長していない段階なので、比較的移植に耐える力があります。
石松子(セキショウシ)と呼ばれる大きな胞子嚢(長さ2〜3cm程)を有し、かつては胞子をナシの受粉の際の増量剤にしたり、漢方の丸薬の湿気除けに混ぜて使われていました。
蔓は観賞用の他にも、鯉や金魚の産卵巣にしたり、同じ仲間のマンネンスギ同様お寿司屋さんのショーケースに納まって居たりします。
また採取後長く緑色を保つ特性を買われ、近年はドライフラワーや花材アート資材にも利用されるようになりました。
天照大神が天岩戸に隠れた際、天宇受売命が「ヒカゲノカズラ」を身にまとって踊ったとされており、現在も神聖な植物として神事に使われています。
いかに緊急事態とは言え、神様がツルンツルンで踊ったりはしなかった様ですネ。
【ご注意】
・枯死代替対象外の商品です。
・掲載の画像は自生品の成長時の様子です。
・エゾヒカゲノカズラ(立ち上がった側枝の先端が白く、面状に広がる)との微細な判別は行っておりません。