内容量:10本、規格:根長15cm以上、次のシーズン発芽の芽のみ計数。
お届け時期:4月中旬〜11月上旬の内繁茂期を除く。)
生産地:北海道、農薬・化学肥料は使用していません。
【蕨】ワラビナ・サワラビとも呼ばれるコバノイシカグマ科 (或はイノモトソウ科)ワラビ属の多年生シダ植物です。
日当りの良い草原・谷地・原野等に自生する、どちらかと言うと場所を選ばない植物です。
根は比較的浅い地中(5〜10cm程度)を分岐しながら横に這い、分岐部や先端から芽を出します。
次の季節に出る芽は白い綿毛に包まれていて、次の季節の遅くに出る又は次の次の季節に出る芽と容易に区別できます。
根から質の良いデンプン(ワラビ餅を造るワラビ粉)が採れます。
「一度採っても後から出てくる」と言われてますが、その秘密は翌年の分の芽が用意されているからです。
お日様を浴びて根に栄養を蓄えないと枯れてしまいます。
移植後最初の年には収穫しないで、根に栄養を蓄えて下さい。
多年生なので比較的簡単に増やす事ができます。
柔らかくて栄養の豊富な土に植え替えしてあげると1年で芽数は1.5〜2倍程に増えます。
地下茎は年間1m以上伸び、除去には手間がかかりますので、
移植は近隣の迷惑にならない場所を選定して下さい。
移植の際は、日当たりの良い多少広めの場所を確保される事をお奨めします。
(ご注意)自然分布は小笠原を除く全国です。
栽培地に対する適正は保証しておりません。
生のわらびにはビタミンB1を破壊する酵素(アノイリナーゼ)が含まれています。
草食のペットを飼っている場合は誤って食べたりしない場所に植えて下さい。
また、生のワラビには発ガン物質プタキロサイドも含まれて居ます。
召し上がる際は茹でて十分にアク抜きするか、塩蔵して下さい。
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非常に判り易く誰でも簡単に採取出来るので、
良質な太いワラビは減少しています。
根が採取される事は殆どありませんが、クマザサ(九枚笹/隈笹/熊笹)の侵入により結果的に矮小化する傾向にあります。
【近年の状況】 育成は順調で、所有地の資源は増加しています。
在庫は充分で、将来的にも問題ありません。
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百科事典で調べる⇒ ワラビ プタキロサイド
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【よくあるご質問】
Q:どの位の間隔で植えれば良いですか?1㎡当たり何本必要ですか?
A:弊店では最密でも50cm位で充分でしょうとご案内して居ります。
1㎡当たり25本のワラビが生えている状態はスカスカのイメージですが、
繁茂期に葉を広げると差し渡しは60〜100cmに達します。
仮に差し渡し50cmの痩せワラビだとしても先端は接する計算になります。
枝の伸びる方向も有るので実際には全面を覆う状況にはなりませんが、
地下茎は分岐し伸びて行きます。出てきた芽の半分を収穫すると仮定しても
将来的にはかなりの高密度になります。
植え付けの初年度は収穫出来ないので(光合成出来ず、ほぼ枯れます)
植え付け想定面積の2/3の量にしてその半分を直接植え、
あと半分は栄養豊富な土で育成して増やし翌年植え替えれば全面が埋まります。
次次年度植え付けなら計算上は1/4で済みます。
どうせ収穫出来ない初年度なのだから2/3を大根やら人参やらを植え、
次年度にワラビに植え替えすることをお奨め致します。
(因みに悦@店長は人参の味噌漬け・干した大根の葉の味噌汁は・・・
好きです。(〃∀〃 )テヘ )