内容量:タラノキ(苗木)1本、規格:樹高0.4m〜0.8m程度。
お届け時期:周年(積雪期を除く)、繁茂期は葉の一部を切り落とす場合があります。
採取・育成地:北海道(実生又は根の育成又は管理地にての採取)
【タラノキ(タラ・タランボ)】
日本全国に自生するウコギ科タラノキ属の落葉低木です。
表土を剥ぎ取ったり、土を動かしたりした場所(林道や耕地脇等)に一早く生えるパイロットプランツで、樹高は3〜5m程度と余り大きくは育たず、他の樹木の成長に伴い何時の間にか消えてしまいます。
幹の直径が20cmを超える程に育つのは珍しく、ほとんど見かけることはありません。
タラは古語でトゲを意味し、その名の通り枝や幹に沢山のトゲがあります。
同じウコギ科の仲間には独活(ウド)・ウコギ・コシアブラ・ハリギリ・タカノツメ等個性的な面々が揃っていますが、中でもタラは最も知名度が高く、その芽は「山菜の王様」と呼ばれています。
日当たりなどの環境にも拠りますが、木はあまり枝分かれせずに真っ直ぐ伸びる傾向があり、柔軟で曲がり易い性質がありますが、質は柔らかく力を加え過ぎると枝が割けたり、幹が折れたりします。
移植した苗から芽を収穫する時は、2番目以降の芽が出ていることを確認して下さい。
全ての芽を採ってしまうと枯れてしまいます。
木の高さを調節する時は、伸びた頂芽(一番天辺の芽)の下の方の葉を残してハサミなどで切って下さい。
栽培用の改良品種と異なり太く大きな芽が付くまで育ちますが、鋭いトゲが生えてるうえ木質が柔らかく折れるので、木に登って収穫するのは困難です。
(ご注意)日本全国に自然分布している樹種ですが、栽培地に対する適正は保証しておりません。
※メダラ:トゲの少ない個体です。俗説では雌の木と言われてますが、タラノキには雌雄の別は無く、別種(Aralia elata f. subinermis)とする意見が大勢のようです。
一般的にはメダラの方が美味しいと言われています。
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タラの芽は人気の山菜の為、太く樹高の高い木は年々減少して居ます。
パイオニアプランツの性格が強く、周りの植生が充実してくると枯れてしまうので
ごく限られた場所でしか増加は期待できません。
【近年の状況】 所有地においては樹高1m程のまでの苗木は増加しています。
1mまでの在庫が確保、1.5m以上はやや不足ぎみです。
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百科事典で調べる⇒ タラノキ
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