内容量:並球4球、育成説明書。 規格:球根径(又は長径)4mm〜10mm程度
お届け時期:積雪期・繁茂期を除く周年(在庫に依存)。
生産地:北海道、農薬・化学肥料は使用していません。
【蝦夷延胡索】
本州中部以北・北海道に分布するケマンソウ科キケマン属の多年草です。
ヤマエンゴサク・ミチノクエンゴサク(ヒメヤマエンゴサク)・キンキエンゴサク・ジロボウエンゴサク・ホソバエンゴサク、オトメエンゴサク(本州でエゾエンゴサクとされていたものが別種として独立)等、
様々な種類があり分類は複雑でまだ定まっていない様です。
エゾエンゴサクの同定方法の一つに「花色に赤が混じる事が無い」と紹介されている場合も有りますが、実際にはかなり赤い物も希にあります。
名前の由来は塊茎を乾燥させた生薬の中国名(延胡索:エンゴサク)です。
エンゴサクは日本には自生せず移入されたとされて居ますが、その後発見されたとも
言われており、まだまだ謎の多い植物です。
花の色は薄い水色〜紫・赤っぽい紫、極々稀に白花までと巾があります。
自家不和合性の性格を持ち自身の花粉では受粉せず種を結びません。
草丈は10〜25センチ位で、アクやクセが無く、サクサクした歯ざわりの美味しい山菜です。
4〜5月、長さ1.5〜2.5ミリ位の小さな花を房状に付けます。
花のお尻にちょっぴり蜜が溜まっていて、蜜吸花とも呼ばれています。
10月後半になると地上すれすれまで芽を伸ばして待機し、雪解け間近になると雪の下で芽を出しています。
雪が融けたら早速葉を広げ、他の植物に先駆けて太陽を独占します。
近年道内各地で繁殖が確認されている外来生物のセイヨウオオマルハナバチは花を食い破って蜜を吸う「盗蜜」を行い受粉に貢献しない為影響が心配されています。
どちらかというと湿地を好み、地下にある丸い球根から非常に細い茎を伸ばして咲く可憐な花です。
若い葉・茎・花が食用で、球根を干した物は漢方では「和延胡索(わのえんごさく)」と呼ばれています。
軽く茹でておひたし・和え物・酢の物、生のまま天ぷら・お吸い物・スープなどに利用できます。
(ご注意)
本州中部以南は栽培に適していません。
乾燥させた塊根はアイヌ語で「トマ」と呼ばれ、保存食として利用されていましたが、球根部分を食べるのは(特に妊婦の方は)お止め下さい。
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実生・未開花球根の育成が全く間に合いません。
【近年の状況】 慢性的な品不足です。
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【送料について】
送料は繁茂期の1口当たり(60サイズ)にて設定されています。
複数口の場合、口数倍されて表示されますが、お届け時に実質送料額に減額しております。
地上部が出ていない時期は5口(20球)程度までは20サイズ(第四種郵便送料350円内外)で
御届け出来る場合もあります。
※送料は減額される場合がありますので、「先払い」はしないで下さい。
※第4種郵便は代金引換・配達日時指定が出来ません。
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百科事典で調べる⇒ エゾエンゴサク 延胡索(漢方)
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※関連情報を弊店ブログで紹介しています。⇒北の山菜ブログ【西熱郛の植物】エゾエンゴサク