内容量:苗木1本、
規格:性別不明、樹高0.2〜0.4m程度
お届け時期:周年(積雪期を除く)。
生産地:北海道、農薬・化学肥料は使用していません。
【山桑】
北海道〜九州に自然分布する落葉樹です。成長すると5〜10mほどになります。
材質は硬く粘りがあり、直径4cm程の枝でも大人の体重を支える事が出来ます。
古代日本ではクワは霊力があるとされ箸や杖の材料、琵琶や三味線・指物細工の材料にされたりしますが、黒松内ではカンジキの材料に利用しています。
雌雄異株の木で稀に両性株もあります。
葉は互生で変異に富み、幼樹のうちは浅く不揃いな鋸歯(きょし:ギザギザ)を持った卵形(画像1枚目)が多いですが、木の成長につれ3〜5に中裂(画像2枚目)する場合も多いです。
若芽・若葉は生のまま天ぷら、茹でて水に晒しお浸し・和え物・煮物などに利用できます。
家畜化された唯一の昆虫カイコの食草でもあります。
実は樹高1.5m位から成り始め、緑→赤と色を変え黒?くなったら食べ頃です。
実は複合果で、花序の軸の周りに複数の小さな実が付く桑状果(くわじょうか)と呼ばれる形状をしています。大きさは全然違いますがパイナップルも桑状果です。
桑の実、どどめ、マルベリー (Mulberry)と呼ばれ、生食・ジャム・果実酒に出来ます。
かつては非常食として実を乾燥させ粉末にして食べたり、未熟な実を水に晒してご飯に炊き込んだりもされた様です。
実の色は「どどめ色」の語源となっているケースもある様ですが、異説もあり、言葉が示す色自体も定まっていない様です。
桑の幹材と灰汁でくすんだ黄色 【#A68C60】
桑の樹皮の煎汁と灰汁で淡い黄色【#b79b5b】
に染める事が出来、 くわぞめ(桑染) と呼ばれています。
茶色い木から染まる色が黄色なのは不思議ですが、根が鮮やかな黄色をしているのを見ると「成る程」と納得です。
(ご注意)
北海道から九州までの全国に自生していますが、栽培地適正は保証致しかねます。
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所有地の資源は豊富で増加していますが、自生の為性別が不明です。
現在、挿し木・取り木による増殖を図っています。
【近年の状況】 性別不問に付きましては充分な在庫が確保出来ています。
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百科事典で調べる⇒ クワ(桑)
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